9日(日)、キリンチャレンジ杯の日本代表対エルサルバドル戦において、現在大注目の久保建英選手が見事日本代表初選出されましたね!まだ18歳と5日。日本代表最年少記録には若干及びませんでしたが、2番目の若さで日本代表でデビューしました。
今後長きに亘り日本代表を引っ張っていくのは間違いありません!これから始まる南米選手権(コパ・アメリカ)も大いに期待しましょう!!
さて、そんな若き至宝をみて誰もが思う疑問があります。
「久保君ってどうやってバルセロナに入ったの??」
久保君の日本代表初デビューの日ですが、みんなが疑問に感じてるテーマについて調べてみました!
そもそもバルセロナとは??簡単に説明
サッカーについてそれほど知らなくても、「FCバルセロナ」というチーム名や、世界最高峰の選手「メッシ」という言葉ぐらいは耳にしたことがあるでしょう。
そもそもなぜ久保君がこれほどまでメディアに取り上げられるのか?それは日本人として初めて久保君がバルセロナに入団し、ずーっとバルセロナのユース選手として活躍してきたからです。いわゆる逆輸入選手なんです。
それだけのバックグラウンドがある久保君ですからメディアも離すワケがありません。テレビではこぞって久保!バルセロナ!!を連呼していました。ですが、そもそも「FCバルセロナの凄さ」を知らないと話の土台にのぼれませんよね。
まず簡単にFCバルセロナの歴史は感覚をつかんでもらいましょう。
歴史がスゴイ!:
FCバルセロナが設立したのは1899年、つまり120年の歴史があります。サッカーの発祥であるヨーロッパでも創設がこれだけ古いチームはそうそうありません。
獲得したタイトルがスゴイ!!
FCバルセロナが在籍するリーグはスペインのリーガエスパニョーラというリーグですが、優勝回数はなんと26回!また世界最高峰であるヨーロッパのサッカートーナメント・UEFAチャンピオンズリーグでは優勝3回を誇ります。
在籍する選手がスゴイ!!!
チームの主要選手には、メッシを筆頭にルイス・スアレス、コウチーニョなど世界各国の代表クラスメンバーを揃えています。主力選手の年俸総額は350億円にまでのぼるといわれています。
スタジアムがスゴイ!!!!
FCバルセロナのホームスタジアムは「カンプノウ」といいますが、この観客動員数がすごい!なんと約10万人が収容できます。東京ドームの収容人数が約5万人ですから、その倍です。私も行ったことがありますが、最上階からグラウンドを見ると選手たちが豆粒でした・・・( ノД`)シクシク…
すべてがスゴイ!!!!!
FCバルセロナの概要を超簡単に説明しましたが、要は世界一、二のクラブであるということです。世界各国の有名プレーヤーのほぼすべてのがバルセロナでプレーをしたがっている、といって間違いないでしょう。FCバルセロナでプレーすることは、それほど多くの人たちから眺望のまなざしで見られるということです。
そんなチームにいた久保君ですから、そりゃ日本国内のメディアがほっとくワケがありませんよね(笑)
久保君はどうやって育ったのか??お父さんの教育方針。
久保君のお父さんの著書に色々書いてありました。お父さんは元々筑波大学のサッカー部に在籍していたとのこと。久保君の子育てを考えたときに、お父さんの強みであるサッカーを通してなら深く子育てに関われると考えたようです。教育論も独特なものが多く、将来久保君がサッカー選手としての礎を作ったと言っても過言ではないでしょう。
例えば、「外で遊ぶときは裸足にさせる」や「子供達だけの自主グループに混ざって毎日公園で遊ばせる」といった教育手法は印象的でした。自主性や感覚を研ぎ澄ます訓練を小さい頃からしていた様子がうかがえます。無論、サッカーの指導や練習については、仕事や休日のほとんどすべてを削って久保君のために注力したのは言うまでもありませんね。
久保君はどうやってバルセロナに入団できたのか??
では久保君はどのようなステップを経てバルセロナに入団することになったのでしょう。
メキメキと実力を伸ばした久保君は、2009年(2年生の時)に川崎フロンターレの下部組織に合格してプレーを開始しました。
ちょうどその頃、横浜で『FCバルセロナアカデミー・サマーキャンプ』というイベントが開催されました。いわば、FCバルセロナがメッシのような逸材を全世界レベルでスカウトするイベントですね。久保君はそれに参加し、見事MVPを獲得したのです。ここがホップ・ステップ・ジャンプのホップの部分ですw
このMVPの特典として、FCバルセロナのスクールに選抜されました。このスクールに帯同し、ベルギーで行われた「ソデクソ・ヨーロピアンカップ」でもMVPを獲得し、帯同していたFCバルセロナのコーチ陣に強烈な印象として残ったのです。ここがステップですね。
そしてこの時のコーチ陣の強いサポートによりFCバルセロナの入団テストを受験し見事合格。晴れてFCバルセロナのメンバーとなりました。ジャンプしたわけですね!
久保君のこの経歴を振り返ると、たしかに運もあったでしょうが、よほどの実力とメンタルを兼ね備えていたんだと思います。出場した大会ですべてにMVPを取りきるというのは並大抵の実力でなければできないことです。同年代の子供達より実力が何段階も上回っていたんでしょうね。
FCバルセロナに入団してからも久保君は各年代でエースとして活躍しました。当時の久保君の動画はこちらです↓↓↓
FCバルセロナキャンプっていつやるの??
ではバルセロナのサマーキャンプとはいったいどういったものなのでしょうか?毎年夏に日本国内の各地で開催されます。今年は全国13か所で開催される予定です。下記の公式HPサイトからエントリ―をする必要があります。
キャンプトレーニングの内容は主に以下の2つのトレーニングを行うようです。
①テクニック面:バルサの戦術を実践するために必要な技術を学ぶ。
②戦術面:現地バルセロナを行われている、4ブロックに分かれた状況判断のメソッドを学ぶ。
なお、参加費はなんと10万円!高額ですね。ですが、ここで久保君のような大きなステップを踏み出せることができるかどうかのチャンスでもあります。自信がある方は参加すべきではないでしょうか。
イメージがわくように、以下にナインティナインの矢部が実際に参加したサマーキャンプの映像も埋め込んでおきました。
日本代表デビューした久保君への反応
せっかくなので、今日初デビューした久保君のプレーについてネット上の反応をみてみましょう。温かい声援や久保君の今後に期待する声が多かったですね!みんな素直に期待してる。
久保選手、代表デビュー
ピッチに入る時のわくわく感がたまない。あまりプレッシャーかけたくないけど期待せずにはいられないプレーだったよ。
そして本人も前から言ってるけど、もう久保くん呼びじゃない。久保建英という一人のサッカー選手だ。
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あとこれだけ言いたい。冨安の安定感ファンダイク。— キヨ (@kiyo_saiore) 2019年6月9日
久保建英半端ないって。あいつ半端ないって。二人のDFの間簡単に抜いてシュートにつなげるもん。そんなんできひんやん、普通。
— 大迫はんぱないbot (@osako_hanpa) 2019年6月9日
久保建英「ベンチばっかりカメラ向いてて気まずかったですけど出場できてよかった」
— 攻劇 (@18kogekisoccer) 2019年6月9日
目的を持って首を振る、身体の向きを細かく修正する、ボールが来なくても動き直す、走ってる時もボールを持って仕掛けてる時も頭が上下しない→視界が安定して、視覚からの情報量が増える→認知と判断の質が向上。初のA代表でこのパフォーマンス。心技体全てのクオリティが高い。#久保建英
— JEC (@jecfootball7) 2019年6月9日
史上2番目の若さでA代表デビューを果たしたサッカーの久保建英選手のプレーを見ていて、カタールW杯を生で観戦したくなり500円玉貯金を始めた。行けるかどうかも、いくらかかるかもわからないけど、誰かのおかげで自分の人生の3年後が楽しみになるなんて本当にありがたい。#A代表デビュー#久保建英
— 青木源太(日本テレビアナウンサー) (@Aoki_Genta) 2019年6月9日
まとめ
多くの著名なアスリートを見て思うのは、本人の努力はもちろんですが、親の努力や苦労がハンパじゃないということです。久保君は生まれ持った才能は間違いないと思いますが、その才能を育てて花開かすまでには両親が多くのことを犠牲にして涙ぐましい支えがあったに違いありません。
ちなみに久保君のお母さんは一緒にバルセロナに付いてったので、お父さんは「逆」単身赴任をしていたのです。子供の影響で家庭環境も大きく変わるわけです。
また忘れちゃいけないのは、多くの選手が殆どプロでもほとんど活躍できなくて辞めていってしまう厳しい現実です。久保君のようになればご両親の苦労も報われますが、実際は何も報われない人たちがほとんどなのです。そういった方々のセカンドキャリアの整備は以前から大きく問題となっています。セカンドキャリアやセーフティネットが充実すれば、今まで以上にスポーツに打ち込む人が多くなり、また良質な指導者も多くなります。日本がスポーツ大国に肩を並べることもできるでしょう。地域社会が早くそういう体制になってくれることを切に願います。
なにはともあれ、久保選手の今後のプレーに大きな期待をしています!!
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