高齢者の事故!なぜ?踏み間違いが多い理由は?ガニ股運転?プリウスは人気車種なだけ。

不祥事、事件

またもや高齢者のアクセル踏み間違いによる不幸な事故が福岡で起きました。

報道でもドライブレコーダーの映像が再三流れていますが、高齢者が信じられない速度で車線を逆走しノーブレーキで前方車両に激突しました。とてもショッキングな映像です。

この事故で自動車を運転していた高齢者とその同乗者(配偶者)が死亡しています。

令和に入ってからも高齢者によるアクセル踏み間違いによる自動車事故はあとを絶ちません。

これらの問題に対し、「高齢者は運転するな!」とか「プリウスに問題があるのでは??」というコメントがネット上を埋め尽くしています。ですが今後ますます超高齢化社会を迎える中、コトはそう単純ではありません。

ここでは、なぜ高齢者のアクセル踏み間違い事故がここまで多いのか、本当にプリウスに問題があるのかなど深掘りしてみたいと思います。

福岡の自動車事故のドライブレコーダー映像

今回の福岡の自動車事故の映像はこちら。ドライブレコーダーの映像です。

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・・・衝撃的です。事故車は全くブレーキをかけるそぶりすら見えません。運転者は必死にブレーキをかけていたつもりだったのでしょう。

ちなみに今回の事故車はエスティマで、追突された車両がプリウスです。

運転手はどんな人だった??

今回の事故では、事故車を運転していた小島さん(81歳)と配偶者(76歳)が亡くなられました。小島さんは最近、周囲に免許の返納を相談していたようです。普段は町内会長を務め、地域の子供の見守り活動を積極的に行うなど、非常に責任感のある方だったと見受けられます。

これらのことからも、本人の意識の高さと自動車事故の有無は全く別物であることが分かります。

また配偶者の方に関してはある意味犠牲者であり、今一度高齢者の自動車事故が起こす悲劇を考えなければなりません。

実は20代の方が踏み間違い事故件数は多かった・・・

こちらのデータをご覧ください。

昔から若い人たちの自動車事故は多いと知っていましたが、今回調べたところ、アクセルの踏み間違い事故についても高齢者より20代の方が多かったという現状が浮き彫りとなりました。

しかし、若者は状況判断や反射神経が早く、即座に事故回避ができます。一方、高齢者は反射神経やテンパることによって、アクセルからブレーキに切り替える頭や行動になれないことに問題があると考えられます。

なぜここまで高齢者のアクセル踏み間違い事故が多いのか??

高齢者のアクセル踏み間違い事故について頻繁に述べられる理由は以下のとおりです。これについてはおおむね正しいと思います。

①超高齢化社会の進展

②免許返納義務がない

③高齢者特有の身体的問題(反射神経、”ガニ股”)

特に今回の事故の報道を受けて、専門家の多くが主張している問題として「高齢者のガニ股問題」が話題となっております。説明を見ると些細なことに感じるかもしれませんが、踏み間違いという現象を考えるとなるほどと考えさせられます。

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免許返納義務がないことをどう思いますか??

高齢者の自動車事故が起こるたびに「免許返納義務を創設すべきだ!」という意見が沸き起こります。ただこれは複雑な問題です。高齢者の方々が今まで慣れ親しんだ運転や免許を急に召し上げられるということは、精神的に辛いものがあります。

あなたは親族や配偶者が適齢期になった際、「もう免許返納しなさい」と言えますか?断固反対する本人に粘り強く交渉できますか?

ましては今後は人生100年社会と言われる超高齢化社会です。今後も高齢と運転は切っても切り離せない問題なのです。

アクセル踏み間違い事故が発生しない装置もあります

これだけ社会問題となっていることです。各種メーカーも色々な対策や開発をしているようです。

『トヨタ「踏み間違い加速度抑制システム」』

『ナルセ機材「ワンペダル」

また、そもそも今後の自動運転が発展することにより、自動車の定義自体が大きく変わるかもしれません。

プリウスが原因じゃない!プリウスに乗る高齢者が多いだけ。

プリウスが事故を引き起こしてるんじゃないかという議論も出ておりますが、これは違うと思います。たしかに運転しづらいという問題はあるかもしれませんが、これだけの理由によってプリウスに問題をしわ寄せするのは無理があります。

単純にプリウスに乗ってる高齢者の絶対数が多いだけだと思います。構造や機能的に問題があればすぐさまトヨタはリコールを発動するはずですから。

それでもプリウスが怪しいと考えるならば、高齢者にはプリウスは勧めず、他の車種を勧めればいいだけと考えます。そういった意識をもって周囲の高齢者の運転について見つめることが重要です。

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