7月18日、京都アニメーションで平成以降最も悲惨な事件が起きました。京都アニメーションに恨みを持つ男が用意周到にガソリンなどで爆発準備を行い引火。信じられないほどの大きな火災に発展したものです。
7月19日明朝の段階で発表されている情報ですと、死者33人、その他重傷者多数。令和に入ってまだ間もないというのに、平成以降もっとも死者が多い凄惨な事件となってしまいました。
事故が起きたのが18日の午前10時半といわれています。一日中マスコミやワイドショーでこのニュースで持ち切りでしたが、容疑者の男は「41歳の男」「茨城県出身」「京アニに恨みがあったようだ」「すでに確保されている」というニュースしか流れませんでした。
きっと多くの人が、「既に確保されているのであれば名前も人物もわかっているのになぜ公表されないのか??」と思っていたはずです。
そして19日の深夜未明、ようやく犯人の名前が公表されました。名前は青葉真司。事前の報道のとおり年齢は41歳、茨城県出身のようです。
今回は、なぜ青葉真司がまだ逮捕されないのか?名前の公表まで時間がかかる理由は何か?というテーマを中心に深掘りしていきたいと思います。
犯人の名前は「青葉真司」
事件が起きたのが18日の午前10時半頃。そこから一日中メディアがこのニュースの詳細を取り上げていましたが、19日深夜未明になってようやく犯人の指名が公表されました。
犯人の名前は「青葉真司」。
犯人について報道されている情報は以下のとおりです。
・現在、さいたま市に在住。
・年齢は41歳。 ・9年前に茨城県のコンビニ・ココストアでコンビニ強盗をしたことがある。 ・その後更生施設にはいっていたようだ。 ・腹部にタトゥーが入っている。 ・「パクりやがって!」という発言があり。京都アニメーションが何かをパクったと錯覚しているようだ。 |
当時の最新の情報も入ってきています。犯人は、いきなりビルに乱入し、「小説を盗んだから放火した!!」と供述しているとのこと。何が彼をそこまでの怒りに駆り立てたのでしょう。
続報を待ちましょう!
また19日朝方、ようやく犯人の画像が入手できました。画像については次の記事をご覧ください!
青葉真司の顔画像がついに入手!!
そしてつい先ほど、青葉真司本人とする顔画像写真を入手したので公表します。
逮捕された際寝転んでいる画像と照らし合わせてもTシャツの色や背格好など雰囲気は一緒。ほぼ間違いない情報だと思います。
どうでしょう??
本人画像をみると、偏見は抜きにしてアニオタの香りがしますね。何か遠くをみて考え事をしているようにも見えます。妄想が引き金となり暴走に発展したのでしょう。
最後は自分も負傷したため横たわり、警察から厳重に取り囲まれています。事件後犯人は何を思っていたのでしょうか・・・。
なぜすぐに逮捕されないのか?
何度も疑問に思いますが、今回の事件は18日の午前10時半に発生。犯人である青葉自身に多大な負傷を負い、画像のようにその場で警察に確保されています。
一日経過しようというのに現行犯逮捕のニュースや氏名の公表がなかなかされないという現状にいら立ちを覚えている人達も多かったはず。
なぜここまで時間がかかるのか?
実は刑事事件で被疑者を「逮捕する」ということは必ずしも必須でなないとのことなんです。
『刑事事件の手続きにおいて、警察などの捜査機関が被疑者の身柄を拘束する逮捕は必ずしも必須のものではありません。
罪を犯したと疑われる被疑者を逮捕することは、刑事事件においてある意味象徴的なものですが、実は逮捕されることなく手続きが進むことも多く、その後の処分や起訴、裁判といった流れは、逮捕されるかどうかが問題ではなく、被疑者がどこにいようと同じように進められるのです。』
『刑事事件の被疑者を逮捕する際には、現行犯逮捕などの場合を除き、裁判所が発行する逮捕状が必要となり、警察などの捜査機関は申請の理由として、「被疑者には逃亡のおそれがある」、「被疑者が証拠隠滅する可能性がある」ということを挙げます。』
by 「https://www.keijihiroba.com/arrest/home-investigation-arrest.html」
そうなんです。実は「逮捕する」ということは、現行犯逮捕を除いて簡単にできるものではなく、裁判所から逮捕状をもらうための手続きが必要となったり、警察内での判断を仰ぐ必要があるなど手続きが簡単ではありません。
今回の犯人のように、すでに重傷を負っており確保されていれば逃亡の恐れは極めて低いため、「犯人を逮捕した!」というニュースがいつまでも流れないんですね。
警察側はそれより今は、「なぜこんな事件を引き起こしたのか?」という動機を解明するために、犯人の復帰を急がせる方が重要なのでしょう。
精神病の可能性も?
またネット上で騒がれているのは、ここまで狂気的な事件を引き起こしたことであったり、思い込みや妄想の激しさ、過去に更生施設に入っていたことなどから、犯人は精神病を患っているのでは?という憶測も流れています。
警察も人権保護のために精神疾患の有無を確認するのはまず最優先なのでしょう。精神状態を把握するために以前の更生施設や直近の病歴などを調べているはずです。
少なくとも本人が負傷をおってしゃべれない状態でしょうから、ここは慎重をきたしているのだと思います。
19日の昼を過ぎてもまだ犯人の名前は公開されない
Yahooのトップニュースなどでは、被害の状況や爆炎の様子、建物の内部がらせん階段で火の回りが早い構造であった・・・という情報が色々出回っています。
しかし、一般の人が知りたがっている犯人の名前や逮捕された報道は一向に流れようとしません。
ネット上ではここまでつまびらかにされているというのに・・・
これら時系列の流れをみると、やはり新聞やテレビは警察や法規制のルールに相当統制をきかされているということですね。
各メディアは情報をしっかり掴んでいるものの、警察や国の了承を得ないと報道できないという規制・・・。手に取るようにわかります。
たしかに犯人が精神的に正常でない社会的弱者であったり、他に様々な理由があるかもしれません。公表についてはギリギリの局面で交渉が続いているのでしょう。
こういうマスコミの裏を想像すると、消費税アップなどの際、メディアの代表である新聞が軽減税率の対象となる理由がわかりますよね。
国はメディアをコントロールしたい。
新聞社やメディアは消費税挙げて欲しくない。
国の言うことをしっかり聞くから、新聞にかかる消費税は8%のままにして欲しい。
世の中は利権のかたまりです。こういう斜めからみたメディアというのも面白いかもしれませんね。
池袋暴走事件が参考になる
なぜ逮捕されないのか?という疑問に対しては、先日おこった池袋暴走事故の飯塚幸三の事件が参考となります。もともとが高級官僚だ、ということで待てどくらせど逮捕情報が流れないことに一般人もしびれを切らしています。
この事件でも、本人が高齢であること、逃亡の恐れがないことを理由に逮捕という形をとらず在宅起訴となっている模様です。
ですので、なんでもかんでも「事件=逮捕」と必ずなるものではない、と理解しておいた方がいいんですね。
極刑は免れないだろう
今回の事故は死者33人と平成以降の人為的な事故では最悪の事件となってしまいました。凄惨な事件として肩を並べる地下鉄サリン事件。サリン事件は死者数が13名と死者数だけでみると大きく上回る事件となっています。
上記のランキング表は、一般人にアンケートした「平成におきた最も衝撃的だった事件、事故、災害」のランキング結果です。
今回の京都アニメーション火災事故、令和始まって間もなくの事件ですが、きっと上位にランキングされるのでしょう。犯罪史に大きく残る事故となりました。
セキュリティの重要性がますます言われるだろう
今回の事件、やはりセキュリティの問題は避けては通れないと思います。
今のオフィスビルは、受付があってそこで一定の侵入制御がかかる導線となっているのが一般的です。では京都アニメーションはどうなっていたのでしょうか?
ネット上で調べられる外観と内部が分かる画像がありました。
メディアでも爆炎をあげて燃え盛る火災現場は報道されていますが、燃える前の画像は以下のとおりです。いたって何の変哲もない普通のビル。ここで色々な名作が作られていたんですね。
これは京都アニメーション火災が起きる前の日常的な画像です。
建物の画像をみてもいわゆる普通の低層ビルでして、なんらセキュリティ対策などは施されているように見えませんね。
仕事風景も作業員の人たちがかなり密集して作業をしています。こんな中で爆発が起きれば一度に大勢の人たちが被害にあうことは目に見えてます。
またアニメーションスタジオということで紙やフィルムやらと燃えやすいもので埋め尽くされていたと思います。
こんな中でいきなり不審者が乱入してガソリンをまき散らし火をつける・・・あまりにも非日常すぎて内部にいた社員たちは制止することもなにもできなかったんでしょうね。想像しても背筋が凍りつきます。
これからは中小規模の会社でもますますセキュリティ対策が叫ばれていくことになるでしょう。
ただ、部外者を完全にストップすることは難しいと思います。
京アニの人たちは見学者にも親切に館内や作業現場を案内されていたとのこと。不運としか言いようがありません。
心よりお悔みを申し上げます。
こんなおかしな世の中を一緒に変えませんか?
こんなキャッチフレーズを前面に出して一人で参院選を戦っている政治家がいます。
今回の事件も世の中のねじ曲がったものが生み出した産物かもしれませんね。
目線をかえて興味があれば↓↓↓の記事も目を通してみてください。
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