M-1とR-1ぐらんぷりのW優勝という史上初の栄冠を受賞した霜降り明星の粗品。その優勝記念として、今粗品が今一番やってみたい企画を番組にした「粗品tv」が7月14日深夜に放送されました。
実はこの番組が粗品の思いがつまりまくってて本当にスゴイんです。深夜だというのにネット上では「粗品の個性がつまっててスゴイ!」「小ネタの宝庫」「放送事故かと思った!」とものすごい反響です。
私も早速見てみましたが、まず今までに見たことがない内容のテレビでまずあっけにとられてしまいました。
ですが、最後に粗品のお笑いに関するこだわりや個性が盛り込まれてて本当にスゴイの一言。ネット上で話題になる理由もわかりました。
深夜放送だったので見逃してしまった人、見てたけどワケが分からず内容がイマイチだった人向けにいろいろと解説してみたいと思います。
粗品のすごい快挙!
まだまだ記憶に新しい霜降り明星・粗品のM-1とR-1ぐらんぷりのW受賞。ずいぶん話題になりましたね。
W受賞した芸人はお笑い業界始まって初の快挙。
それ以降、テレビで引っ張りだこの霜降り明星ですよね。
粗品を見てて感じることは「賢いなぁ」ということと「本当にお笑いが好きなんだな」ということです。こう思うのは多分私だけではないはず。
まだ20代半ばということで今後のお笑い界を実力で乗り切っていくと感じています。
で、今回の話題の粗品のテレビですが、R-1優勝特別企画ということで、粗品が今一番トライしたい企画を番組にして放送するというものでした。
事前に粗品が番宣で「小ネタが満載なTVなので録画推奨です!」といっていました。どういう意味なのかがよくわからなったのですが、見てみて納得。小ネタの量がハンパないんです。
話題となった粗品tvの動画
粗品tvのテーマは、「粗品のツッコミ辞典を作ろう!」。
要は近所の商店街をぶらりして、気づいたものにツッコミまくって、あいうえお50音すべてから始まるツッコミパターンをつくっていく、というものです。
んー、テーマとしては過去にも見たことがあるテーマ。気楽な感じでテレビが始まると思いきや、なかなか違和感満載な感じで放送されていきます。
まぁ、百聞は一見に如かず。粗品tvの動画を貼り付けましたので内容を見てください。
撮影場所は大坂のどこにでもありそうな普通の商店街。シャッターもところどころ閉まっているところも多く、普段は人通りはたいして多くないと思います。
出演は粗品と関テレのアナウンサーの二人。番組作成にお金はほとんどかかってないと思います(笑)。そんな商店街で二人がツッコミまくるという内容です。
私個人的には、揚げ物店の女将さんが試食用にくれたコロッケの小ささをみて、粗品が「シルバニアファミリーのサイズ!!」と言ったところが結構ツボでした(笑)
いかがでしたか?
違和感ありまくりじゃないですか?
ほぼ同じことが何度もループするこの番組。
しかもこのYouTubeの動画、大事な最後がブツ切れになってしまったので消化不良な人が多いと思います。オチを含めて少しずつこの謎を解いていきましょう。
放送事故か?と思われた理由
見ていただいた方は間違いなく気づいたと思いますが、このテレビの違和感をつくっている一番の理由は「ループ」。
見ていただくとわかるとおり、①11分45秒あたり、②22分30秒あたり、③34分10秒あたり、④44分50秒あたりで番組の内容がリセットしてしまって全く最初の内容にもどってスタートしちゃうんです。
マッサージ店のおじさんに顔にタオルをかけてもらうと最初にもどってしまうという同じパターン・・・
これが「放送事故か?」と思われる理由です。
動画を見始めるとみんながそう思います。粗品とアナウンサーも何もなかったかのように番組をリスタート。
ですが、粗品が徐々に「なんかどっかでみたことあるなぁ」と番組自体がループしていることに気づき始め、視聴者にも「放送事故じゃなかったんだ・・・」と思わせていきます。
皆さんも上記の時間帯を特に注意しながら見ていってください。
最終的なオチは何??
上記のYouTube動画は重要な最後の最後の場面でブツ切れになってしまっています。
で、最後のオチは何だと思います??
ネタバレしちゃいますが、最終的には50音のすべての頭文字でツッコミを完成させた粗品が「あること」に気づくんです。
最初から自分が発したツッコミの頭文字を一から並べるとこんな文章が出来上がるんです。
そうなんです。このTV番組の企画内全部通してこの流れなんです。
50音全部作って一つの文章にすることもすごいし、最初からループするし、細かいところまでみてツッコミいれてるし、無理やり強引にすべての文字使ってるし、プチボケは非凡にたとえまくってました(笑)
秀逸としか言いようがありません。
これがわかりネット上は称賛の嵐。粗品の非凡さを示すすごい番組だと感じました。
そうか…この番組は高校生の時から何回やっても優勝出来んかったR-1の戦いを終わらせたことを象徴してんのか。
さすが笑いの天才粗品。#粗品TV— ニキ.com (@k_bba_n_c0m) 2019年7月14日
徹底的なこだわり
私は2回ほどしか動画を見てないんですが、ネット上のコメントでは至ることろに小ネタが挟まっているようです。これも粗品の笑いに対するこだわりなんでしょうね。
あと気づいてない人多いでしょうけど、こんなことにも気づきました。
それはこの番組のナレーターの方!
今回の企画のナレーターは「最上もが」さん。
・・・そう!!ナレーターの名前ですら「ループ」してるんです!!(笑)
どうですか?この徹底ぶり。
「神は細部に宿る」と言いますが、こういう細かい仕事の積み重ねが粗品の笑いのワールドを作っているんでしょうね。
関テレのアナウンサーも可愛い
この企画で粗品のツッコミに毎回自然に爆笑していたこのアナウンサーにも好感がもてました。調べてみたら関テレの「谷元星奈」アナ。
ちょっとポチョっとしてて日テレの水卜アナを思い起こさせるアナウンサーです。
番組はずーっとループしているのに、何事もなかったかのように最初から収録しつづける演技力も、粗品にツッコミを入れるタイミングもなかなかのものです(笑)
この好印象、天性のものでしょうから、今後関テレでも成長していくのではないでしょうか?
あと放送中、谷元アナはループを再現するかのように何度も似たようなツイートを繰り返していたのです。この徹底ぶり、やらされていたとはいえスゴイ!
やべぇ、アナウンサーさんも少しずつ文章変えてツイートしてるw
(同じ文だとはじかれるっけ?)#粗品tv pic.twitter.com/zbYSdAP3aT— かつや (@katsuya0822) 2019年7月14日
粗品の将来性
今回の記事いかがでしたか?
関西のローカル深夜番組だったのでネット上の噂から知った人も多いと思いますが、粗品の底力を垣間見たような気がします。
相方のせいやも本当にいい人とコンビになりましたね。
そうそう、知ってましたか?粗品って本名じゃないんですよ。本名は佐々木直人(ささきおなと)って言って本当に普通の名前なんです(笑)
私は関西って「粗品」なんていう苗字あるんだなあ、って本気で思ってましたから。
彼の学歴は同志社大学のようでして、この企画tvからみても優秀だったんだなぁと感じました。
ちなみにR-1ぐらんぷりは高校生の頃から出場していて、本当にお笑いが好きなんだなと実感します。
「好きこそものの上手なれ」。これからの粗品ワールドをますます期待したいと思います!
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