7月9日(火)午後4時頃、くも膜下出血で意識不明状態になっていたジャニーズ事務所の社長ジャニー喜多川さんが亡くなりました。近代の芸能界やアイドル文化を大きく変え、新しいものを作り上げた最大の功労者といえるでしょう。
ジャニーズ事務所から公式にジャニーさん逝去に関するコメントが流れました。
ジャニーさんの葬儀は「家族葬」として開催される予定のようで、近親者以外には完全に秘密のようです。
ネット上では「ジャニーさんの家族葬に誰が参列するのか?」と噂になっています。特にSMAPについての扱いはクローズアップされていて、「参列できないのではないか?」などの記事がアチコチで目立っています。
その噂については私も同意見で、SMAPは参列できないのではない、と思っています。
そう思った理由やいきさつ、考えられる理由を載せてみました。どうぞお付き合いください。
事務所からの連絡
9日には事務所からジャニーさんの訃報を知らせる詳細なコメントが送られてきました。
ジャニーさんがどれほどメンバーやJrを愛していたのかが綴られています。
また87歳と高齢ながら、エンターテインメントを追求し続ける姿は、芸能界・タレントの親として尊敬されています。ジャニーさんの訃報を悲しむ声が相次いでいます。
“子供”のタレントとJr.のみで家族葬
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 弊社代表取締役社長ジャニー喜多川につきましてご報告がございます。 2019年7月9日午後4時47分、都内病院におきまして、ジャニー喜多川は、永眠いたしました。 享年87歳、死因は、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血でございます。 ジャニーは、自身が育てたタレント達を応援してくださるファンの皆様やご支援くださる関係者の皆様に支えていただくことにより、自身の創作活動が成立し、日々、タレントの育成に励むことができていることに、日頃より大変感謝いたしておりました。 ジャニーに代わりまして、心より御礼申し上げます。 2019年6月18日午前11時30分頃、自宅におきまして体調の異変を訴え、病院に向かおうとしたところ意識を失い、救急搬送されました。 搬送後、集中治療室におきまして懸命な救命措置を行っていただいたことにより、一般病棟に移ることができましたため、病院のご協力もあり、ジャニーは、自身にとって子供のような存在でございますタレントやJr.との面会を果たすことができました。 ジャニーがタレント達と過ごした病院での日々は、かけがえのない時間となりました。 新旧、様々な楽曲の流れる病室におきまして、年長のタレントからJr.までが同じ空間でジャニーとの思い出を語り合う、微笑ましく、和やかな時間が流れていきました。 片時もジャニーが寂しい思いをしないよう、仕事の合間を縫ってタレント達は入れ替わり立ち替わり病室を訪れました。 ジャニーの好物を皆で賑やかに食べることが日課となり、その光景と匂いからまるで稽古場にいるかのような感覚を覚え、皆、懐かしい記憶がよみがえりました。 ときに危険な状態に陥ることもございましたが、タレント達が呼びかけ、体を摩るたびに危機を脱することができました。 タレント達と過ごすことでジャニーの容体が一時的に回復するという奇跡的な出来事を繰り返し目の当たりにし、改めまして、ジャニーのタレントに対する育ての親としての深い愛情と子供達との絆の強さを感じました。 そして、最愛の子供達の愛に包まれながら、2019年7月9日午後4時47分、ジャニー喜多川は、人生の幕を下ろしました。 ジャニーは病に倒れる直前まで、劇場やスタジオに赴く日々を過ごしておりました。特に公演を目前に控えたJr.達に、連日、熱心に指導する姿はジャニーのプロデューサー人生そのものであり、まさに生涯プロデューサーとしての人生を全ういたしました。 1962年ジャニーズ事務所の創業以来、ジャニーは一途にエンターテイメントの創出に励んでまいりました。 ジャニーのエンターテイメントに欠かすことができないのはタレントです。 これまで多くのタレント達を生み育ててまいりましたが、一貫しておりましたことは、タレントとしてだけでなく、一人の人間として成長することを強く願っておりました。 現在では、多くの皆様に支えていただくことで創業当時では考えられない程多くのタレントが、様々な分野で活躍させていただいていることにいつも感謝いたしておりました。 ジャニーが私達に最後まで言い続けていたことは、自身の意思を受け継いでくれるタレントを絶え間なく育成し、そのタレントと社員が、エンターテイメントを通じて世界中の皆様に幸せをお届けすることこそが、ジャニーズグループとして決して変わることのない思いであるということです。 そして、世の中がいつまでもエンターテイメントを楽しむことができる平和で希望に満ちた未来であり続けることを心から願っておりました。 これからタレントと社員がその意思を受け継ぎ、一人一人が役割を果たすことで世界中にジャニーの願いが届きますよう、タレントとスタッフ一丸となり、精進してまいりますので、何卒ご指導賜れますと幸甚に存じます。 改めまして、ファンの皆様、そして関係者の皆様には心より感謝申し上げます。そして、この入院期間中におきまして、ご尽力くださいました病院関係者の皆様はじめ、ご支援くださいましたすべての方々に心より御礼申し上げます。 通夜・告別式につきましては、ジャニーの子供でございますタレント達とJr.のみで執り行う家族葬とさせていただきますので、何卒ご理解賜りたく存じます。 なお、これまでお世話になりました皆様にはお別れいただく機会をご用意する予定にしておりますので、決定次第、ご案内申し上げます。 大変恐縮ではございますが、個別のお問い合せ、取材につきましては差し控えてくださいますよう、何卒ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 2019年7月9日 株式会社ジャニーズ事務所 引用:FNNプライム |
SMAPのメンバーは家族葬に参列できない!
ジャニーズ事務所の新社長は、ジャニーさんの姪っ子であるジュリー喜多川さんに決まりました。
なにかとベールに包まれているジュリー氏。
ジュリー氏はジャニーさん同様、表立ってマスコミには殆で出てきませんが、強烈な性格やパワーの持ち主であることが噂されています。
特にSMAPの解散報道や、その後ジャニーズ事務所と退所・独立した稲垣、草彅、慎吾、飯島氏の扱いを考えると、ジャニーズ事務所を裏切った面々には徹底的な排除攻撃をしているのがみてとれらます。
元SMAPメンバーが家族葬に参列できない可能性を色々な観点から調べてみました。
理由① 派閥の問題
皆さんもご存じだと思いますが、ジャニーズには色々な派閥があります。おおまかな派閥は上図のとおりです。ジャニーさんが特に可愛がっていたのはタッキーでして、タッキーがジャニーズの幹部に抜擢されたのもうなずけると思います。
新社長のジュリー氏の派閥に属するのは「TOKIO」「嵐」「関ジャニ」など。最近のジャニーズタレントの中でもトップアイドル達を中心に構成されています。
先日ジャニーさんが倒れたときも、ジャニーズ代表としてマスコミ対応したのも「嵐」です。
年功序列的は観点や寄り添い方からいえばSMAPの中居などが応対するのが普通だと思いますが嵐でした。
きっとこれらも裏にはジュリー氏の思惑があったはずです。
ジャニーさんの病状をジャニーズを代表して松潤が発表したときのコメントは次のとおりです。
「ぼくたちからご報告させていただきたく思いまして、少々お時間をいただきました。先月、6月18日に、弊社の社長、ジャニー喜多川が病院に緊急搬送されました」
本誌・女性セブンは前号でジャニー喜多川社長(87才)の入院騒動について報じたが、初めて松本の口から入院の事実が明かされた。 病名は、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血だった。脳の動脈にできたコブが破裂する病気で、3割が死亡し、3割に後遺症が残るといわれている。南相馬市立総合病院脳神経外科医の嶋田裕記さんが説明する。 「発症直後は、突然激しい吐き気や頭痛に襲われ、そのまま意識を失うケースも少なくありません。致死率が高く、助かっても意識障害を起こしている場合、そのまま意識が回復しなかったり、食事が満足に取れなくなるという後遺症が残ることがあります」 嵐がその事実を明かした7月1日は、ジャニー社長が救急搬送されてから約2週間後。その間、事務所からは公式の発表はなかった。1日の会見も当初は半年以上にわたって準備を進めてきた、デビュー20周年を迎えて行われるグループ初の展覧会に関する取材だけが予定されていたという。 「事前に配布されていた資料には、嵐の囲み会見があることは明記されていましたが、ジャニーさんに関する会見については記載されていませんでした」(スポーツ紙記者) その日、嵐は2度、会見を行っている。 「松本さんは最初の会見でジャニーさんの入院について語ると、“またこの後、会見がありますが、この話で暗い会見になるのはジャニーさんも望んでいないと思います。明るく楽しくやりたいと思いますのでよろしくお願いいたします”と締めくくりました。その会見で口を開いたのは松本さんだけでした」(テレビ局関係者) 嵐のメンバーはいったん報道陣の前から姿を消し、改めて会見場にやってきた。そして、暗い表情を一切見せず、笑顔を交えて展覧会の話に花を咲かせた。続く2回目の会見での立ち位置は大野智(38才)が中央で、最初の会見で中央に立っていた松本は右端に変わっていた。 ◆自分たちの言葉でしっかり伝えたい ジャニーズ事務所に所属するタレントの数は多い。嵐より年齢が上のタレントもいる。なぜ、嵐が、その中でもなぜ松本が入院の事実を語ったのか。 「近藤真彦さん(54才)や東山紀之さん(52才)が最初に会見するかともいわれていましたから、なぜ嵐だったのか、何かあるのではないのかと深読みする声もありましたが、実際はタイミング的に嵐がベストだったということが理由でした。ジャニーさんが救急搬送されてから、ジャニーズのグループが全員出席する会見が、その日初めてだったんです。 また、嵐が活動休止を決めて、5人で今後公の場に出る機会は数少ない。恩人のジャニーさんに対しては“自分たちの言葉で伝えたい”という本人たちの思いもあったのでしょう」(芸能関係者) 嵐にとっては、1つの大仕事が終わったタイミングでもあった。 「ちょうど、『嵐のワクワク学校2019』の最終公演が前日に終わったばかりでした。2011年の東日本大震災を受けて始まったこのチャリティーイベントは、年に一度、東京や大阪で開催されてきました。ワクワク学校に嵐が参加するのは、今年が最後。9年間で223万人を動員したこのイベントを“退任”し、来年は後輩が受け継ぐことが決まっています。 ジャニーさんの病気に関する情報公開は、ワクワク学校という、長年続けてきた大事なイベントが落ち着いたところで、という意図もあったのでしょう。ジャニーさんは誰より裏方に徹する人。大切なイベントに私事で水を差したくないという考えが強い人ですから、スタッフやメンバーはその思いを汲んだのだと思います」(前出・テレビ局関係者) 病状を明かした会見で松本1人が話すことも、メンバー間で話し合って決めたという。 「とにかくシンプルに伝えたいので、各々が話すより、1人が話した方がいいということが1つの理由だったそうです。松本さんは嵐だけでなく、Hey! Say! JUMPなど後輩のコンサートの演出も手がけているので、ジャニーさんと話をする機会が多い。嵐の中でも、演出など裏方に関するジャニーさんの思いを強く継いでいるのは松本さんといわれています。そういった経緯もあり、松本さんが話すことになったそうです」(前出・スポーツ紙記者) ※女性セブン2019年7月18日号 |
理由② 退所組への徹底排除するやり方
SMAPを辞めて独立した稲垣、草彅、慎吾、飯島氏。これだけジャニーズを敵に回したタレントは他にいないと思います。それは誰もが知る事実。
最近ではAbemaTVやイベントなど独自路線で活躍する3人ですが、今でも表立ってテレビに出る日はそう多くはありません。
また稲垣、草彅、慎吾をつかったメディアはあとあとジャニーズから締め出されることも多くあるとの噂は絶えず、それほどまでジャニーズ事務所の退所組への徹底排除は有名です。
稲垣、草彅、慎吾、飯島氏の家族葬への参列を断ることは容易に想定されます。
また当初ジャニーズを脱退しようとしていた中居もジュリー氏からはいいように思われていない様子。中居自身もジャニーさんや飯島氏には思いは人一倍強いようですが、ジュリーとの話は一切出てきません。
ジャニーズを退所していないので他の三人に比べれば家族葬に参加する可能性は高いですが、それでも確実に参加できるかどうかは分からない状況だと思います。
理由③ メリー喜多川の影
ジャニーズ事務所には絶対的な権威を握る人がもう一人います。
それはジャニーさんの姉のメリー喜多川です。ジュリー氏の母親。
メリー氏もかなり強烈な人のようです。
SMAPが解散となった遠因や、裏で操作していたのはメリー氏だともっぱら業界では噂となっています。
<SMAP解散当時の記事>
通常ならば、守るべき対象となる“稼ぎ頭”の中居まで悪者扱いしてしまったかたちになったが、その張本人は例のあの人だという。 「副社長のメリー喜多川さんですよ。事務所としては中居さんのイメージが悪くなるような情報を流したくなかったのに、彼女が激怒して感情に任せてマスコミにリークするよう命じたといわれています。 しかし、解散正式決定になった際には、彼女自身もその稼ぎを無視できないと冷静に判断し、今回は中居さんを守ったようです」 「まぁ、こういうリークもすべて事務所が仕掛けているのはバレていますので、どんな情報を流そうが今は誰も騙されないわけですが、そういう時代だと認識せずに、自分たちの情報操作で大衆をだませると思っている時点であの人たちは老害としかいえませんよね。 若い人に任せていたら、こうはならなかったはずです。」 (マスコミ関係者の意見) |
ジャニー氏が亡くなってからこれだけ早くジュリー氏が新社長就任のニュースが流れるのもメリー氏が実権を握っている証拠でしょうし、将来を嘱望されていた飯島氏を排除したのもメリー氏だったといわれています。
理由④ キムタクと慎吾の関係
SMAP解散当時から噂されていたジャニーズ残留組のキムタクと他4人の確執。
とりわけキムタクと慎吾の確執は今もなんら解消していないとのことです。
もちろん事務所側としては、キムタクを優先させるでしょうし、稲垣、草彅、慎吾の3人の参列は厳しい状況に変わりはありません。
今のところ中居は元SMAPの参列を可能にすべく奔走しているようですが、たとえ3人が出られても末席に追いやられるのは間違いない状況といわれています。
ましてや、元マネージャーの飯島氏に限っては、事務所やメリー氏との確執から弔問すらできないと言われています。
子供思いだったとされるジャニーさん。稲垣、草彅、慎吾が退所を決めたとしても、
「どこにいようとも、又どのような立場になろうとも、彼らを想う気持ちに代わりはありません」「S(すばらしい) M(MEMORIES) A(ありがとう) P(POWER)」
という異例のメッセージを発表したといいます。
特に慎吾に至っては、小学校4年生からジャニーズ事務所に所属し、ジャニーさんを父親と慕っているとのこと。
許されれば真っ先に参列するであろうと予想されますが、非常に複雑な構図が出来上がっている以上、結論としては確執が深いメリー氏・ジュリー氏らの考えにより参列できないだろうというのが結論です。
理由⑤ 家族葬の意味
今回ジャニーズ事務所があえて家族葬と言っているのも気になります。
家族葬の定義とは何でしょう?調べてみました。
「家族など近親者だけで行う葬儀のことで近親者以外の儀礼的、社交辞令的な要素を含まないもの」とのことです。
これらから考えると、果たしてここまでビジネス的にも、感情的にもこじれているSMAPを呼ぶでしょうか?
ジャニーズの徹底ぶりを考えると呼ばないと言われる意味が分かると思います。
ほかに退所した元ジャニーズタレントはどうなんだろう??
SMAPが参列できない理由を色々な角度から考えてみました。ここまでSMAPのみに分析して記事にしましたが、ここで思いつくのは他にジャニーズを辞めた(退所した)タレントの人たちはどうなるんだろう?という疑問です。
特に最近辞めた大物と言えば「TOKIOの山口達也」でしょうか??
ネット上でも山口達也の葬儀への参列はどうなるんだ?と話題になっているようです。
上記に示しましたが、TOKIOは嵐らと並んでジュリー派の代表格。そのTOKIOを長年引っ張ってきた山口達也ですので、他に辞めたメンバーと比べても重みは大きいはず。
山口達也がどうなるのか?という予想についても下記の記事で色々調べてみました。
ぜひお目通しください。
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まとめ
ジャニーズに所属するタレントを誰よりも人一倍可愛がっていたというジャニーさん。その愛情は多くのタレントに引き継がれていると思います。
その思いや影響力が大きいからこそ、後継者問題やその他不随する問題というのは、芸能界・ビジネス業界問わずついてくるもの。
今回噂されている元SMAPメンバーの関与などは、影響力が大きかったからこそ巻き起こる問題なんですね。
これからは新社長のジュリー氏が、影響力大きいタレント陣とどう向き合っていくのか?脱退者が続出するという事態にならないのか心配になります。これからも見守っていきたいと思います。
まずはジャニーさんのご冥福をお祈りいたします。
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